アレスクラ

ALLESKLAR -アレスクラ -









ALLESKLARとは
 
  1. 100%化学的作用(海面化学)により金属表面からコンタミを剥離させ、微弱な樹脂圧で排出可能。  
  2. 「金属表面に付着した炭化物除去が可能です」  
  3. 「成形温度・成形樹脂を選ばない万能タイプです」  
  4. 「環境面、コスト面で大きなメリツトとなります」  
  5. 「残留ゼロの画期的なパージ剤です」  
  6. 「分解清掃時間の短縮が可能」
ALLESKLARの特徴比較
パージ剤の特徴ALLESKLAR他社パージ剤
洗浄効果は? 金属表面に膜を構成、高洗浄が可能。 ノズル先端部、逆止弁等の洗浄が可能。 残留部の洗浄が十分に行なわれない。
残留性は? 機械内では130℃で溶解し、液体となり自らは機械内に残留できない。 機械内の残留が顕著である。
コスト面は? マスターバッチの為、安価なレジンに 5%ブレンドでパージ剤となる。 コンパウンド費用がかかり、どうしても高価 になつてしまう。
万能性は? 成形温度・成形樹脂を選ばない。 *塩ビにも使用する場合は他の樹脂に置き換えてください。 グレードを何種類か設定する必要が 有り、 在庫も必要である。
環境面は? 自己排出性が有り、パージ樹脂自体が全く 残留できない。 ほとんど無臭である。 異臭がひどく、作業環境を悪化させる。 住宅地では使用できない。
リサイクルは? 再生材のリサイクル使用が可能で有り、再生材に 5% ドライブレンドすれば良い。 パージ剤単体としての使用しかでき ない。
ホットランナー構造は? 全く無機物を使用せず、樹脂粘性に頼らない ため洗浄が可能です。 不可能である。
金型に使用可能か? 金型の複雑な形状部分の洗浄が可能であり、 発生ガスの固形物も洗浄する。 不可能である。
機械の分解洗浄は? 必要なくなる。 定期的に洗浄しなければならない。



アレスクラの混合量の目安
成形機ベース材アレスクラ
550T 8kg 400g
350T 5kg 250g
220~100T 3kg 150g
80~60T 2kg 100g








炭化物の完全除去の方法にも利用できます。

炭化物の除去法としては、漬け置き法をします。
生産樹脂温を守ってベースレジンにアレスクラ5%をブレンドした洗浄樹脂を機械内に入れ(ホツトランナーから金型迄)機械の熱源を切り機械を室温まで下げます。
週の初めに熱源を入れ成形温度になったら成形をはじめます。
この時、大量に炭化物が排出されます。



ALLESKLAR 射出成形機の炭化物の除去方法

  1. 現在成形している生産樹脂をパー人具にてシリンダー内内より抜き取る。
  2. 現在成形している生産樹脂に”アレスクラ”を5%ブレンドしホッパーに投入する。*1
  3. 成形条件はそのままで良い。
  4. スクリューを低速(30~50rpm)で回転させ、手動でパージングを行う。
  5. パージングは低速で行い、ノズルから出てくる樹脂が”アレスクラ”ブレンド樹脂に替わったらパージングを停止する。*2
  6. 最大計量値まで計量して、シリンダー内を”アレスクラ”ブレンド樹脂で一杯にしたら、成形機のヒーター電源を切る。
  7. ホッパー内の”アレスクラ”ブレンド樹脂を抜き取っておく。
  8. この状態で8時間以上放置しておく。(数日間放置しても問題は無い)
  9. 生産開始日に成形機の電源を入れホッパーに生産樹脂を入れる。
  10. シリンダー温度が設定温度になったら、通常のパージングを行い洗浄用樹脂を排出する*3
  11. シリンダー内の樹脂が生産用樹脂に入れ替わったら生産を開始する。
注*1・ベースレンジは成形樹脂でなくてもかまわない。HDPE、LLDPE、PPをお勧めいたします、高温樹脂の場合はMIの低い物を、また生産樹脂粉砕品でもかまいません。*2・”アレスクラ”は薄黄色なので目視で判ります。*3・分解洗浄機の成形履歴の最高成形樹脂温度から10~15℃高めに設定


ALLESKLARの色替へ、樹脂替への方法

1.アレスクラを5%ブレンドした後行樹脂(以下洗浄樹脂)を用意しておく。
2. 先行樹脂を十分にパージしシリンダー内から除去する。
3.洗浄樹脂を投入し、背圧は0-30%にスクリュー回転をMAXにしスクリュー部の洗浄を行います。
4、チックリング回りの洗浄は短い計量を10回程度し、長い計量を1回、1セットとし3-4回繰り返す。
5.洗浄が終了したら、生産樹脂を投入して、洗浄樹脂の排出を目視にて確認後生産に入ります。
 *機械温度は先行・後行樹脂のどちらか高い方にします。

押出機の炭化物除去

1.アレスクラ5%ブレンドした後行樹脂(以下洗浄樹脂)を用意しておく。
2.先行樹脂を十分にパージしシリンダー内から除去する。
3.洗浄樹脂を投入し、スクリュウー回転を中~低にし、ダイより洗浄樹脂が排出されたのを確認後、約5分間低速で洗浄樹脂を流します。
4.機械を停止し、余分な洗浄樹脂をホッパーより取り出し熱電源を切り、室温まで落とします。(何日間放置して問題はありません)
5.熱電源を入れ、機械温度が上昇しましたら生産樹脂を投入し、洗浄樹脂を抜きながら生産樹脂に置き換え、生産に移ります。このとき、洗浄樹脂と共に炭化物が排出されます。

押出機の色替へ、樹脂替へ方法

1.アレスクラを5%ブレンド後行樹脂(以下洗浄樹脂)を用意しておく。
2.先行樹脂がホッパーから無くなったら洗浄樹脂を投入しスクリュー回転を中~低速に落とし洗浄します。
3.洗浄樹脂が無くなったら、スクリュー回転を中~低速のまま洗浄樹脂をおしだす。
4.生産樹脂を投入して洗浄樹脂の排出を目視にて確認後生産に入ります。
5.ダイから生産樹脂が出たのを確認しスクリュー回転を戻し、生産に入ります。